注意書き

この物語は、ちょっと覚悟がいるかも。です。

・アルフォンスがロイマスタングの養子(はやくもハードル高し)
・兄さんは記憶喪失(おーい)
・アルフォンスメガネっ。
・ロイアル。できてる、いちゃいちゃ。

以上の条件がオッケイよーという方は、えーと・・・レッツトラーイ!!





























センスレス






「・・・いさん」
誰かが自分を呼んでいる。

体がうまく動かない、ここはどこだろうか。
胸の中を滑る絶望だけが、痛みだけが生きているようで、もう、目も開けたくない。
「おきて」
いやだ、ここにはなにもない、目を開けても、どこにも、なにも。

なにもない。

「・・・おきて」
うるせえ、もういいんだよ。

「兄さん、起きて。ボクはここにいる」


「う、あ・・っ!」



はっ、と口を開いて酸素を求めた。意識が覚醒する、

そうだ、いかなくては。
待っている・・・!

全身を、動く限り動かした。
手や体に物が当たって何か割れる音や倒れる音が盛大に響く。

おれはいかなくてはいけない。

そう、夢中で思った。
「マスタング・佐・・・!目を覚・・・した。錯乱・・・るようです。」
自分の隣で、人の声が聞こえた。聴覚はある程度わかったが、視覚はうまく機能していないようだ。何も見えない。
手当たり次第に腕を振り回し、立ち上がるために体を支えられるものを探した。
「だから言っただ・・・、あれしき・・鎮静剤の量では・・・と。」

「・・・か?いや、・・はここには絶対・・・連れてくるな。ア・・にも鎮・・剤を・・」

音もノイズ交じりだ。自分の体がわからない。と思ったとたんに、力強い腕が左肩に押し当てられてベッドに仰向けに
押し付けられた。同時に左手に何かが刺さる鋭い痛みが走る。
何かを投与されたこと、それが鎮静剤であるらしいことを理解し始めたとき、視覚がやっと追い付いてきたらしく、自分
をとりまく者たちの、荒い輪郭線を目が捉えだした。
かわりに、抑えきれない頭痛に顔をしかめる。

ベッド際の黒い輪郭が言葉を発した。

「起きたか、エドワード・エルリック。寝ざめの気分はどうだ。」








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